時間も季節も加速度を増しているよう 瞬きをする間に土手沿いのイチョウ並木が寂しくなって 買ったばかりのスニーカーの踵は早くも水平線を失い ファインダーを極彩色で染め上げるため、 愛車の走行距離はぐんぐん伸びる そう、遅まきの秋の短さに負けぬよう
大事に壜にしまっておいたものを不意に壊したくなって 粉々にしてしまった なんて心地よい カタチがなくなり均衡が崩れた 空虚な空間
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