体にのしかかる大気で どうやら何もかも忘れてしまったらしい 街角を曲がる時 黄色帽子の小さな子を見ることも 鍵盤の上 ぎこちなく踊る指先も 終わる時 あの子の名前をつぶやくことも 全部そっくり忘れてしまった いや、溺れてしまったのだ 7月 だれもいな…
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